< 最新の鍼灸医学(鍼灸治療の実際) > 岡山大学医学博士 徳島大学薬学修士 大山博行 Dr. HIROYUKI OHYAMA (Ph.D).
ORIENTAL MEDICINE ' Acupuncture & Moxibustion.' 特集:美容と東洋医学(鍼灸・漢方薬)


Last updated: 02/05/2025 03:45:50
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- 「最新の鍼灸医学」のサイトへようこそ! 鍼灸を現代病に活かす 大山鍼灸院 TEL: 0283-22-1389
このサイトでは、鍼灸医学、鍼灸の得意とする病気、足ツボ健康法などについての最新情報を一般の人にもわかりやすく紹介しています。
その長所・短所を含め鍼灸治療を受けようと考える時にぜひ知っておきたい基礎知識が得られます。
健康相談のコーナーもありますのでお気軽にお立ち寄り下さい。
特集:不妊症と東洋医学(漢方薬・鍼灸)

東洋医学(鍼灸、経絡ツボ療法、指圧、マッサージ)のことなら、何でも、まず大山鍼灸院に、ご相談ください。
特に、約80%の人が成功した子宝鍼灸、子宝経絡ツボ療法、子宝指圧、子宝マッサージは、大山鍼灸院の特色になっています。
30代から40代前半の女性に絶賛されています。 東洋医学で、不妊体質を改善し、妊娠する力を高めます。
東洋医学の力で、より健康に、 鍼灸は、副作用なく、安心してできる不妊治療です。 ぜひ、ご相談ください。
また、子宮筋腫がある人、子宮内膜症でお悩みの方も、是非ご相談ください。
必要があれば、鍼灸経絡治療と併用して、効果的な漢方薬を調合することもできます。 どうぞ、ご安心ください。
0283-22-1389(大山鍼灸へ、イザ・ハリキュウ)

特集:東洋医学(鍼灸、経絡ツボ療法、指圧、子宝ツボマッサージ、漢方薬)で不妊治療の成功率を上げる!
よい卵子を造る、よい精子を造る、妊娠しやすい環境を造る。
不妊体質の改善に効果がある東洋医学(鍼灸治療、経絡ツボ療法、指圧、マッサージ療法、調合漢方薬)、具体的には、
①血行促進、②基礎体温の安定、③生理不順の改善、④冷え性の緩和、⑤貧血の改善などの効果が期待できる。
これらの症状は、卵子の質を悪くする原因にもなっているので、治療を続けていくと自然に卵子の状態が改善される。
東洋医学(漢方薬、鍼灸治療、指圧、マッサージ療法)は、何よりも焦らず行うことが大切!
鍼灸治療も漢方薬も、個人差はあるものの、時間をかけて少しずつ体質を変えていくもの(根治療法=妊娠、安産、育児すべてを考えた治療になる)
費用に関しては、漢方の一部(既製品、出来合いの漢方薬)のみ健康保険が適用されるが、調合漢方薬、鍼灸治療は、不妊治療が目的の場合は全額自費になる。
保険の効く漢方薬は万人向けに作られており、症状・体質が合えば、ある程度効果はあるものの、オーダーメイドで調合された漢方薬には、かなわない。
より効果を上げたければ、保険を使わず、自費で、自分のためだけに調合された漢方薬と鍼灸治療を併用するのが、もっとも効果的である。
東洋医学の効果が出てくると、タイミング法や人工授精、体外受精、顕微授精の成功率がアップする。
質の良い成熟卵が育つので排卵もスムーズで、精子側に問題がなければ、受精卵 → 胚 → 胚盤胞と順調に成長し、移植を見送る必要もない。
また、ホルモンバランスが整うことで月経異常(生理不順、生理痛、PMSなど)も緩和し、血流が良くなって冷え性も治るので体調が良くなる。
そうなると、毎日を気分よく過ごせるのでストレスもたまらず、生殖細胞の大敵である活性酸素を抑制することにもつながる。
原因が不明な不妊症のうち約90%以上は、卵子や精子の質に問題があり、不妊治療がうまくいかないのが現状。
これらの問題を解決するには、早期に、東洋医学(漢方薬、鍼灸治療)で、卵子、精子の質を改善する必要がある。
大山漢方堂薬局(大山鍼灸院併設)岡山大学医学博士、徳島大学薬学修士 大山博行
「大山鍼灸の、子宝灸、安産灸、養生灸、よく効くと評判です。」
大山鍼灸院(大山漢方堂薬局併設)
〒327-0026 栃木県佐野市金屋仲町2432
0283-22-1389(イザ・ハリキュウ)

大山宗伯東洋医学記念館(新館)鍼灸治療室 TEL : 0283-22-1607(完全予約制)

「妊娠、出産」の悩み
①出産時自然裂傷や会陰切開を防ぐ、会陰マッサージ
高齢出産、初産の妊婦さん、子宮口が堅く、うまく開かない、産道が堅く、伸びが悪い、会陰切開を防ぐ、会陰マッサージ、
②妊娠中期以降の逆子を治す、至陰、三陰交の経絡ツボ療法(養生の灸)
解説:会陰(えいん)切開とは、
会陰(えいん)とは、膣口と肛門の中間にあるツボで、部位的には、膣口と肛門の長さ3cm(個人差がある)くらいの部分です。
会陰切開の歴史は、1742年に、アイルランドの外科医フィールディング・オールドが難産の患者に行ったのが最初と言われています。
分娩第2期の膣口が全開する一番大きく開いた状態で、いよいよ赤ちゃんが産道をおりてくる時に、特に、高齢出産や初産の妊婦さんの
会陰(えいん)の部分が硬く、伸びが悪かったりすると、皮膚が裂けてしまうことが多々あります。(出産時自然裂傷)
皮膚が裂けて、尿道口や肛門、直腸まで、裂けてしまうこともあります。
特に、高齢出産や初産の妊婦さんに多く見られる現象で、この自然裂傷は傷が治りにくく、痛みが長く続いてしまいます。
そこで、赤ちゃんを、うまく出すために分娩台で会陰部を、産婦人科医がはさみで切り広げる処置を、会陰切開と言います。
また、高齢出産や初産の妊婦さんの場合、子宮口がうまく開かなかったり、会陰(えいん)部が硬く、伸びが悪かったりするので、
分娩の進行がなかなか進まず、一刻も早く赤ちゃんを出してあげる必要がある場合、鉗子分娩、吸引分娩などを行ないますが、
腟内に、うまく器具を入れるために、会陰切開を行い、産道を広げる必要があります。
会陰切開の切開方法は、正中切開、正中側切開、側切開の3種があり、分娩終了後に、吸収糸で縫合します。
東洋医学(漢方薬、鍼灸、経絡ツボ療法、指圧、マッサージ、呼吸法、他)は、科学の進歩、近代医学のない時代から、
生活に根付いた、生活に適した医学、手技なので、女性の一生の中で、一番大切な、妊娠、出産を、うまく乗り切る手法が多々あります。
出産時自然裂傷や会陰切開を防ぐ、会陰マッサージや、妊娠中期以降の逆子を治す、至陰、三陰交の経絡ツボ療法(養生の灸)も、その一つです。

大山鍼灸院、大山漢方堂薬局 統括主幹
岡山大学 医学博士 徳島大学 薬学修士
大山博行先生のご紹介 Dr. HIROYUKI OHYAMA,Ph.D.

大山宗伯東洋医学記念館鍼灸治療室(完全予約制)TEL: 0283-22-1607
鍼治療の効能・効果に興味があり、ぜひ試してみたいが、
鍼を体に刺すことに、どうしても、抵抗を感じる人、こわい人には、
鍼を刺さずに、経絡、ツボ治療ができる、刺さない鍼もございます。
どうぞお気軽に、御相談ください。

鍼灸を現代病に活かす!大山鍼灸院 TEL: 0283-22-13989
最新の鍼灸医学、東洋医学(鍼灸、経絡ツボ療法、指圧、子宝マッサージ、漢方薬)健康相談
お申し込み用紙(問診表)
妊娠脈図
永観2年(984)に丹波康頼が撲進したわが国現存最古の医書「医心方」30巻のうち、
第22巻 「婦人妊娠編」 「妊娠脈図」 妊娠各月の妊婦と胎児の姿ならびに、鍼灸の経穴が描かれている。
つまり、歴史的に見ても、東洋医学は不妊治療のノウハウの宝庫である。 大山宗伯
鍼灸を現代病に活かす!大山鍼灸院
〒327-0026
栃木県佐野市金屋仲町2432
0283-22-1389(イザ・ハリキュウ)

ご挨拶
鍼灸を現代病に活かす! 東洋医学(漢方薬・鍼灸)専門
大山鍼灸院(大山漢方堂薬局併設)では、現在、地元、近隣の方々をはじめ、
北海道から九州、沖縄県の人まで、日本全国、遥か遠方からのご相談者も多くいらっしゃいます。
皆様からのご信頼、本当にありがたく思います。 私達は、この事実を謙虚に受け止め、皆様のご期待にそえるよう、
現状に甘んずることなく、日々進歩する東洋医学、最先端の漢方薬、鍼灸治療をご提供できるよう、技術研鑽、情報収集他、
心して、日々、努めております。 大山鍼灸院、漢方薬局店内は狭く煩雑で、ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんが、
どうぞ、お気軽にお入りください。 また、鍼灸治療と漢方薬の併用をお考えのお客様、プライバシーを特に気になさるお客様、
ご家族全員での相談を希望されるお客様には、ゆったりとした、鍼灸治療室、健康相談室(カウンセリングルーム)もございます。
どうぞ、ご来店前に、事前予約をお願い致します。0283-22-1389(イザ・ハリキュウ)

大山宗伯東洋医学記念館
' sohhaku OHYAMA ' memorial
Acupuncture & Moxibustion Clinic.
President / keiji OHYAMA 

大山鍼灸院では、まったく安全な、管理医療機器、
エチレンオキサイドガス滅菌済「セイリン鍼」を使用しています。
大山鍼灸院で使用している「セイリン鍼」は、
製品の素材選定から、製造出荷までを、すべて国内一貫生産、純日本製です。
1本1本が安心、安全設計、さらに、「セイリン鍼」は、
鍼灸業界初のグッドデザイン賞も受賞しています。
ですから、大山鍼灸院の鍼治療は、
まったく安心、まったく安全で、さらに、見ていても爽快です。


特集:不妊症と東洋医学(漢方薬・鍼灸)
Produced by Dr. HIROYUKI OHYAMA, Ph.D.
keiko YOSHIDA / Assistant Manager.

「赤ちゃんが欲しい方へ」
病院でできる不妊治療以外にも、東洋医学(漢方薬・鍼灸)でできる効果的な治療法があります。
大山漢方堂薬局に、ご相談ください!
Tel: 0283-22-1574
大山漢方堂薬局は、栃木県佐野市にある漢方専門の薬局です。鍼灸院を併設しており漢方薬と鍼灸治療を並行して行うことが可能です。
全国の方々から高い評価を頂き、これまでに、150人以上の方が、妊娠に成功しています。
大山漢方堂薬局のハイレベルな東洋医学(患者さん一人一人の年齢、病態、症状、体質に合わせたオーダーメイド調合漢方薬、タイミングに合わせた鍼灸治療)
で、「妊娠する力」が、飛躍的に高まり、結果として、精一杯努力していても、なかなか妊娠できなかった、ご夫婦の妊娠率が高まり、妊娠に成功しています。
過去に、漢方薬、鍼灸治療を、お試しになった方も、ぜひ、一度、ご相談ください。Tel:
0283-22-1574(大山漢方で、イゴ(不安)ナシ)
「大山漢方堂薬局の東洋医学(調合漢方薬、鍼灸、経絡ツボ療法、指圧、子宝マッサージ)不妊治療の特徴」
①最先端の東洋医学(漢方薬・鍼灸)の手法を用いた不妊治療の実施
スペシャリストがじっくりと個別相談(完全予約制)して、最適な治療法を選択、実施。
②多くの治療経験と実績による、妊娠できる身体づくり
患者さん、一人一人に合わせた、ハイレベルな調合漢方薬、タイミングに合わせた鍼灸ツボ療法の二本立てで、
妊娠に不可欠な生体エネルギーに満ちた身体づくりを徹底的にサポート。
ホルモン・自律神経・代謝・免疫のバランスを整え、妊娠できる心体を作ります。
その結果、心と体の悩みを解消、ストレスのない不妊治療で、妊娠、出産に成功しています。
③高い妊娠率が、あなたを必ず良い方向に導きます。
調合漢方薬服用2年以内(タイミングに合わせた鍼灸ツボ療法実施)で、約80%の方が妊娠に成功しています。
大山漢方堂薬局では、病院における不妊治療や、その他の漢方薬、鍼灸治療でも妊娠できなかった方々からも、お喜びの声をいただいております。
「元気な赤ちゃんを生み出す、バランスのとれた心体づくり」を、今日から始めませんか!?
Tel: 0283-22-1574(大山漢方で、イゴ(不安)ナシ)
「赤ちゃんが欲しい方へ」
さらに、大山漢方堂薬局では、排卵日検査薬を取り扱っております。お気軽に、ご相談ください!
特集:排卵検査薬
特集:妊娠検査薬 
大山宗伯東洋医学記念館
(東洋医学不妊治療専門鍼灸治療室)
完全予約制
0283-22-1607

大山漢方堂薬局、大山鍼灸院に、訪れる人々(こんなお客様が、ご相談に訪れます。)
①不妊体質改善=月経の状態に不安、妊娠を維持する体力がない、冷え性体質改善、卵子の質が悪い、着床力弱い、年齢的な衰え
②病院の不妊治療と東洋医学(漢方薬・鍼灸)を併用したい=不妊治療の成果を高める、体力増強維持、体調を良くする(副作用に負けない)、早く妊娠したい、
③病院の不妊治療に抵抗がある=自然妊娠を希望する、ホルモン剤等、病院の薬(副作用)に抵抗がある、安心して東洋医学(漢方薬・鍼灸)を始めたい、
以前に漢方薬・鍼灸治療を試したがうまくいかなかった、男性不妊(強精、補腎、精命力アップ)体質改善、スペシャリストにじっくりと相談したい、他
大山漢方堂薬局、大山鍼灸院に、全国からたくさんの人の、お喜びの声をいただいております。
①あきらめかけていましたが、大山先生の言葉で前向きな気持ちになりました。今は幸せ一杯です。(42歳、広島県、漢方薬)
②3ヶ月であんなに乱れていた生理が整い、6ヶ月で妊娠できました。(35歳、福島県、漢方薬)
③夢にも思いませんでした!1人目、6ヶ月で妊娠、2人目、1ヶ月で妊娠、本当に効果に驚くばかりです。(36歳、栃木県、漢方薬、鍼治療併用)
④41歳で、何のトラブルもなく自然妊娠、自然分娩、先生には感謝の気持ちでいっぱいです。(41歳、群馬県、漢方薬、鍼治療併用)
⑤長崎県の遠方ですが、丁寧な電話相談で、安心して漢方を服用できました。服用10ヶ月で妊娠できました。(32歳、長崎県、漢方薬)
⑥体外受精を3回しましたがうまくいきませんでした。漢方薬服用後、1回で成功しました。(34歳、埼玉県、漢方薬、鍼治療併用)
⑦夫婦ともに何も問題ありませんでしたが、3年間子宝にめぐまれませんでした。タイミング前後の鍼治療(経絡、ツボ療法)で、
あっさり妊娠しました。本当に夢みたい驚きました。二人目もお願いします。(27歳、茨城県、鍼治療のみ)
⑧私自身、看護師の仕事をしていましたが、病院の不妊治療で妊娠できませんでした。心体を休めるつもりで漢方薬を8ヶ月服用、
元気も出てきたのでタイミング時に鍼治療を受けたところ、その月に妊娠できました。安産でした。1年間お腹を休め、
2人目は、漢方薬服用3ヶ月で妊娠、もちろん安産です。今では東洋医学大好き人間になりました。(39歳、栃木県、漢方薬、鍼治療併用)
⑨遠方で、少し不安もありましたが、意外とおいしい漢方薬だったので、毎日欠かさず服用できました。6ヶ月服用で妊娠に成功しました。
大山漢方堂薬局さんで、あきらめないことを教わりました。(36歳、沖縄県、漢方薬)
⑩20代から不妊症と戦い続け、ついに東洋医学(漢方薬・鍼治療、経絡ツボ療法)で妊娠、無事に出産できました。(37歳、神奈川県、漢方薬、鍼治療併用)

鍼灸を現代病に活かす!大山鍼灸院
赤ちゃんがほしくてもなかなか妊娠できずに悩んでいるご夫婦はたくさんいます。人によって妊娠のしやすさは違いますが、
赤ちゃんがほしくてもなかなか妊娠できずに悩んでいるご夫婦はたくさんいます。人によって妊娠のしやすさは違いますが、
なかなか妊娠できない方は、大山漢方堂薬局の調合漢方薬で、不妊体質を改善し、妊娠しやすい環境を作り、体が変化したところで、
排卵日検査薬で、性交渉のタイミングを計り、この前後に、受精、着床、妊娠しやすくする鍼灸経絡ツボ療法を実施する。これが東洋医学の不妊治療の王道です。
①受精(精子を受け入れ)やすくする、 ②着床しやすくする
(精子と卵子が受精して誕生した受精卵が、子宮の内側にある子宮内膜に根付きやすくする)
解説
精子と卵子が受精して誕生した受精卵が、子宮の内側にある子宮内膜に根づくのが「着床」。受精してから着床するまでの時期が「着床期」。
排卵された卵子は、子宮を目指して卵管を移動する。このタイミングで射精された精子は、卵子を求めて卵管を進んでいく、
卵管で出会った精子と卵子が受精すると、受精卵は7~10日ほどかけて細胞分裂を繰り返しながら子宮へたどり着く、
子宮内に着いた受精卵(胚)は、子宮内に浮かびながら成熟し、子宮内膜に着床するチャンスをうかがい、うまいタイミングで子宮内膜に着床する。
妊娠しない理由
性交渉のタイミングが悪いために精子と卵子が出会えていない→排卵日検査薬を用いてタイミングを合わせる。
排卵のタイミングに合わせているのに着床が起こらない場合→なんらかの着床しにくい原因がある。
①卵子の質が低下している=受精卵の細胞分裂がうまく進まず胚盤胞に成長できない。(生体エネルギー不足)卵子の質を上げることで、妊娠しやすくなる)
②受精卵になっても着床するだけのパワーがない。(生体エネルギー不足)
③受精卵に問題がなくても、受け入れる子宮内膜が十分に育っていない(生体エネルギー不足)
①②③を「着床障害」というが、女性ホルモンの分泌異常、子宮筋腫や子宮内膜症などの器質的障害
子宮筋腫、子宮内膜症の患者さんも、大山漢方堂薬局調合漢方薬服用で、症状改善、悪化せず、そのままの状態で、普通に妊娠、出産しています。
解決法
①漢方薬で、卵子の質を上げることで妊娠しやすくなる。(よい卵子を作る)
②着床しやすい子宮内膜は、血の巡りがよく、血流量が多い状態が良い。(酸素と栄養分を運ぶ)
そのためには、漢方薬、鍼灸経絡ツボ療法で、下腹部(女性生殖器部位=膣、子宮、卵管、卵巣)の血行をよくするのが効果的。
子宝(妊娠、出産)に恵まれるために最も重要な器官(女性生殖器)の知識
精子は生殖路を上っていき、卵子は生殖路を下っていく、まずは、漢方で生殖路の環境を整えることが一番=不妊体質改善
①膣(産道の一部):性交時には精子が放出される場所であり、出産時には胎児が出ていく経路となる。
②子宮:受精卵が胚から胎児へと成長していく場所。
③管:精子が卵子と出合い、受精が起こる場所。
④卵巣:卵子が作られて放出される臓器。

東洋医学(漢方薬・鍼灸)で、ホルモン、自律神経、代謝、免疫のバランスを整え、妊娠の大敵である様々なストレスを軽減、解消して、
心体をリラックスさせ良質な睡眠をとる(睡眠の質を上げる)=細胞は夜眠っている間に修復される、
卵子の老化を防ぎ、質を高めるためには、東洋医学で副作用なく睡眠の質を上げることが大切。
東洋医学(漢方薬・鍼灸)で、「於血」「血の道症」「冷え性」を改善(冷え性改善は東洋医学の得意とするところ、一番です。)
女性に多い冷え性は、卵子の質を悪化させる。特に下腹部の冷えは、子宮への血行を妨げる。
*禁煙する=タバコには数千種類の有害化学物質が含まれていて、喫煙すると血管が狭くなり、血流が悪くなる、
またタバコの毒性が残っている間は卵子の質もさがる。赤ちゃんが欲しい方は、できるだけ禁煙することをお勧めします。
東洋医学(漢方薬・鍼灸)の効果が出にくくなることもある。
また、血流がよくなると、卵巣から出るホルモンの分泌や子宮内の環境も改善する。
さらに、不妊や子宮内膜症の悪化原因である化学物質(ダイオキシンなど)は、悪い生活習慣で体内に蓄積され、そのままにしておくと卵子の質が劣化する。
このような有害物質を、東洋医学(漢方薬・鍼灸)で、代謝を上げ、免疫機能を強化することで、体の外に排出させる
(体内浄化、腸内浄化、腸内環境を整える、デトックス)を成功させるとよい。
卵子の質を高め、着床しやすい子宮内膜を作るには、東洋医学の手法(漢方薬、鍼灸、経絡ツボ療法)を積極的に取り入れて、
早期から全身の良い状態を保ち継続していくことが重要である。
社団法人 栃木県鍼灸師会 創立60周年記念式典

栃木県鍼灸師会
" Tochigi Acupuncture and Moxibustion
Association."
創立60周年記念誌
鍼灸を現代病に活かす!大山鍼灸院
〒327-0026
栃木県佐野市金屋仲町2432
0283-22-1389(イザ・ハリ・キュウ)

大山鍼灸院 不妊症の鍼灸治療
大山博行(副院長) 吉田佳子(主任)
相談電話は、 0283-22-1607 です。
お気軽にお電話ください。
(電話相談は無料です)

鍼治療の効能・効果に興味があり、ぜひ試してみたいが、
鍼を体に刺すことに、どうしても、抵抗を感じる人、こわい人には、
鍼を刺さずに、経絡、ツボ治療ができる、刺さない鍼もございます。
どうぞお気軽に、御相談ください。
大山宗伯東洋医学記念館鍼灸治療室(完全予約制) TEL: 0283-22-1607
大山鍼灸院 「不妊症の鍼灸治療」
月火水金土=8:30~21:00(予約受付)
木日=8:30~11:30 17:00~21:00(予約受付)



小松靖弘先生 近影
大山漢方堂薬局、大山鍼灸院 顧問
サン自然薬研究所長、明治薬科大学客員教授
順天堂大学 医学博士 小松靖弘先生 ご紹介
「不妊症」によいツボ
巷間、「子宝に恵まれる」という言葉は耳にしますが、
望んでいても「恵まれない」ケースもあるのでは。
そんな時、鍼灸ツボ療法が効果的です。


不妊症に効果的な鍼灸ツボ療法
不妊症は、婦人科臓器に支障がない限り、
一般的に言って虚弱体質や冷え性の方に多いようです。
頭がのぼせて足が冷える、といった症状には、
背中の第四胸椎棘突起の下から左右指四本分の場所「膏肓」、
手首甲側の関節の中央「陽池」、
足のうちくるぶしから上へ指四本分「三陰交」などのツボがもってこい。
このほか、婦人科の病気に対しては、腰に位置する「三焦兪」、「胞膏」、
へそから指四本分下の「関元」などが有効。
しかし、不妊症においては、精神的な状態も大事な要素のひとつです。
日常生活のうえでの“ツボを押さえる生活”ことも重要なことです。
不妊症の重要ツボ
壇中(だんちゅう)関元(かんげん)三陰交(さんいんこう)
膏肓(こうこう)三焦兪(さんしょうゆ)胞膏(ほうこう)陽池(ようち)
特集:排卵検査薬
特集:妊娠検査薬 
「子供ができる東洋医学(漢方薬・鍼灸)」
漢方薬・鍼灸で不妊が治り、
赤ちゃんを見事に出産した人たちの実例集
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「生理痛」によいツボ
生理痛や月経不順は、女性特有の大きな悩みです。
下腹の張りや痛み、頭痛、肩こり、腰痛、のぼせ、
足の冷えなど、症状は人によってさまざま。
一般に月経の周期は25~36日以内といわれていますが、
この範囲を超えて短かったり長かったりしたら、注意が必要です。
そうした方は、気軽にできるツボ療法をまず試してみてください。


生理痛をやわらげる鍼灸ツボ療法
腰の第二仙椎棘突起下から左右に指四本分のところにある「胞膏」は、
特に子宮をつかさどるツボとして婦人病治療には欠かせません。
さらに、へその真下指二本分下がったところにある「気海」
と指六本分下がったところにある「中極」も、
婦人病によく効くツボです。
また、ひざ上の内側のくぼみ上端の「血海」、
内くるぶしから上へ指四本分「三陰交」も月経周期を整え、
整理に伴う不快な症状を緩和する働きがあります。
生理痛の重要ツボ
「生理痛の重要ツボ」
気海(きかい)、中極(ちゅうきょく)、胞膏(ほうこう)、
血海(けっかい)、三陰交(さんいんこう)
虚実
陰陽

「冷え性」によいツボ
冷え性の人は、不妊症になりやすいです。
事実、不妊症の人の8割の人が「冷え」に悩んでいます。
人が急な温度変化に対応できるのは5℃以内といわれています。
外気温と室内気温の差が、その境目を超えると…。
自律神経機能が低下して、いわゆる冷房病に。
夏を迎え、屋外から冷房の効いた室内へ移動する機会が多い
夏の時期、冷え性対策に万全な備えを。


冷え性の人に効果的な鍼灸ツボ療法の実際
冷え性に効くツボとしては、へその両外側に位置する「肓兪」があります。
さらに腰の第四腰椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「大腸兪」、
第一仙骨椎棘突起下から斜め下へ指一本分に位置する「上りょう」
も骨盤内の臓器を整える上で効果的です。
特に足が冷えるという場合には、足裏で足の指を屈して
最もくぼむところに位置する「湧泉」のツボも効果的。
冷房の冷たい風邪を頭・首・上背部に受けると頭痛・肩こり・風邪の元になり、
鼻の弱い人は鼻炎に、呼吸器の弱い人は喘息になりやすいので要注意です。
冷え性の重要ツボ
湧泉(ゆうせん)、肓兪(こうゆ)、上僚(じょうりょう)、大腸兪(だいちょうゆ)

鍼灸を現代病に活かす、「大山鍼灸院」で、不妊症の治療に、よく用いる効果的なツボ=解説
①築賓(ちくひん)
築賓という名は、脛骨の後ろで、歩くと筋肉が突き上げられたように
盛り上がったところにある重要なツボという意味。
のぼせ、冷え、二日酔いや乗り物酔いによる吐き気や嘔吐、
膝の下からふくらはぎの後ろ側の痛み、てんかんやひきつけ、頭痛、腰痛、
さらには前立腺の病気や下痢などのような、下腹部の痛みに効果がある。
また、このツボは、スポーツや長く歩いた後などに
筋肉の疲れが、すじのように固まって、こむら返りを起こしやすいところでもある。
こむら返りが起こったときは、その部分をよく温めてから筋肉を大きくつかむようにマッサージするのが効果的。
さらに築賓は、解毒のツボとして知られている。
子どもの胎毒(乳幼児の顔や頭にできる皮膚病)やその他の病毒に効果がある。
いろいろな病気が原因となって起こるだるさや不眠、むくみ、疲労から起こる精力減退にも効果がある。
②三陰交(さんいんこう)
脾の臓・肝の臓・腎の臓の機能に関連する三つの経絡が交わる最重要ツボ。
さまざまな症状に効果があるが、とくに、足腰の冷えと痛みをはじめ、婦人科系の病気、
男性の生殖器病やインポテンツなどに効果がある。
婦人科系では、月経不順、不妊症、子宮内膜症、帯下(おりもの)、冷え性など、
更年期障害に伴ういろいろな症状、腰の痛みや太りすぎ、やせすぎなどによく効く。
その他、糖尿病や尿道炎、腎炎、膀胱炎、腹部の膨満感、下痢や便秘、
足の関節痛、下肢のまひ、脚気、胃炎、腸炎、冷えからくる夜尿症などにも効く。
昔から三陰交は、男女の虚弱体質や胃腸を改善するために、健康灸をするツボ。
足の三里と三陰交は、心身ともに丈夫にするツボとしてよく用いる。
③太谿(たいけい)
足のくぼみにある重要ツボ。
人間の先天の元気と呼ばれる、生まれながらにしてもった生命力が強いか弱いかを調べる、
いろいろな症状の治療をおこなうツボで。こむら返り、足のねんざや痛みなど、足の症状に効く。
全身のいろいろな症状にも有効。 血圧の異常から起こる
めまいや立ちくらみ、耳の痛み・耳鳴り・中耳炎などの耳の病気、
慢性の関節リウマチ、湿疹・じんま疹・しみ・そばかすなどの皮膚症状、前立腺肥大症、
インポテンツ、月経困難症、月経痛、月経不順、腎炎、膀胱炎、夜尿症などに効果がある。
さらに、神経・気分の動揺、気持ちがたかぶってい眠れない、のぼせる、手足が非常に冷える、
気管支炎、のどの腫れ、ぜんそく、嘔吐、便秘や痔などにもよく効く。



④復溜(ふくりゅう)
邪気(東洋医学でいう病気の原因)がくり返したまるところ。
女性の場合、冷えて下腹部が張るといった症状があるときの治療に効果的である。
月経痛がひどい場合や冷え性の治療に効果大=婦人病に効く、不妊症の治療に効果的。
婦人科系の病気に限らず、胃腸の調子が悪くて下腹部が張る場合にも有効。
耳の痛みや歯の痛みなどをやわらげる効果があり、手足にむくみがある場合にもよく効く。
⑤太敦(たいとん)
太敦は、この部分にからだのエネルギーの流れが滞り、
邪気(東洋医学でいう病気の原因)がたまってしまうところ。
側腹部から下腹部、下腿部内側にかけての痛み、睾丸が上がって痛む、
睾丸が腫れる、子どものひきつけ、失禁・夜尿症などに効果大。
子宮からの出血、子宮脱などの婦人科系の病気、
精巣炎など男性性器の病気、ヒステリーの発作などにもよく効く。
太敦は、いろいろなけいれんの救急治療に用いられ効果的。
⑥照海(しょうかい)
からだに異常があるとき、明らかに邪気の集まるところ。
婦人科系の疾患、とくに月経不順や月経にともなう症状に効果的。
気分が落ち着かない、なんとなく気が重いといった精神的なものから、
のどの渇き、腰の痛み、下腹の張り、手足のだるさ、胸のむかつき、吐き気といった不快症状にもよく効く。
月経不順は、女性に起こるいろいろな症状の原因となっている。
小さなことに腹を立てたり、イライラしたりするのも、月経の順によって起こる場合が多い。
照海は、このような時に効果がある。 また、子宮内膜症、子宮の位置異常の治療にも用いる。
照海は、足のだるさ、重さ、痛みなどの症状を取り除くために、湧泉、滞谿とともに用いる。
足の関節の炎症や、足の冷え、便秘、扁桃腺炎にも応用される。

⑥至陰(しいん)
「至」は、到着する意味。「陰」は、小陰を指す。足の小陰(小指)に至るツボ=至陰
足がほてる・冷える・胎児の位置異常、分娩障害、難産、
頭痛、鼻づまり、鼻水、胸・わき腹の痛み、排尿困難、インポテンツ、
夜尿症、便秘、肩こりなどに効果的。
とくに、泌尿器系の疾患に効果大。
腎臓機能が低下すると、足の小指がかたくなり、もむと痛いという症状が出る。
このような場合に足の小指にある至陰をよくもみほぐすと、
腎臓機能が高まり、症状が改善される。
⑦湧泉(ゆうせん)
人間が生まれながらにしてもっている、生きるためのエネルギーが泉のように湧き出るツボ=湧泉
このエネルギーは、ここから湧き出たあと、全身をめぐるといわれている。
体調を整え、体力とスタミナをつける効果がある。
だるい、疲れやすいといった症状には、この湧泉をよくもむと、たいへん効果的。
気分の動揺があるときは湧泉への刺激で落ち着くことができ、
気持ちがたかぶったり、精神的疲労があって眠れないときにも有効。
発作性の心悸亢進、ヒステリー球
(ヒステリー患者の症状で、絶えず丸い球状のものが胸を上下する感じがする)、のどの痛みなどにも効果的。
婦人科系の疾患、腰、下腹部、足にかけての冷えや痛み、のぼせにもよく効く。
湧泉への刺激は血行を整えるので、いろいろな病気が原因で起こる冷えとのぼせをやわらげる。
したがって、冷えとのぼせがあらわれやすい高血圧症などの治療にも用いられる。
⑧期門(きもん)
期門は、身体機能に深く関係するツボの道すじ(経絡)が、交差する場所。
左右の乳頭の真下の線上で、第9肋骨が始まるところの内側にある。
月経不順、子宮内膜症など婦人科系の疾患に特に効果的。
熱性の消化器病で下痢がひどい、腹がかたく張る、
わき腹にかけてしこりがあって痛いといった症状にも効果がある。
肝臓病や胆嚢炎などの場合に圧痛が出るツボで、ここを刺激すると症状がやわらぐ。
糖尿病、ノイローゼ、喘息発作、しゃっくりの治療にも用いる。



⑨帯脈(たいみゃく)
身体のいろいろな機能に関係のあるツボの道すじ(経絡)が、
体内で、からだを帯にように一回転して束なるところ、帯をしめたときの高さにあるツボ。
章門のツボの下にある。章門はひじを曲げてわき腹につけたとき、ひじがからだに当たるところ。
帯脈は、だいたいおへそと同じ高さになる。
腰や背中の痛みが腹にひびいて歩けない、腸が鳴って下痢をしている、
尿があまり出ない、出にくい、といった症状に効果がある。
このツボは婦人病の特効ツボで、月経不順、卵巣・卵管・子宮の病気、
女性の下腹部痛にすぐれた効果を示す。
卵巣・卵管・子宮に病気があるときは、帯脈に痛みが出る。
さらに、子どもの慢性胃腸障害にも効果がある。
⑩巨寥(こりょう)
つま先立ちで腰を深くおろしたり、跳んだりしたときに筋が現れるところにあるツボの意味。
骨盤の上端を腰から腹に向かってさぐると、骨盤のいちばん前側がわかる。
巨寥ツボは、その前端から指幅1本分ほど下がったところにある。
疲れて膝が痛い、足がだるくて重い、足がひきつる・しびれる・こわばる、などの症状に効果がある。
座骨神経痛の治療にたいへん効果のあるツボ。
また、腰痛、下腹部痛の治療に効果的なツボ。

⑪五枢(ごすう)
「五」は東洋で好まれる奇数で、幸運の数のひとつ。
「枢」は、「かなめ」という意味で、大切な場所を示している。
骨盤の上端を腰から腹に向かってさぐると、骨盤のいちばん前側がわかるが、
五枢はちょうどそのあたりにある。巨僚からは、指幅1本分ほど上。
寒気があって下腹がひきつるといった症状によく効く。
体を冷やしたり、ひどい過労のときなどに腰から下腹部、側腹部が痛くなるときがあるが、
このような場合に五枢を用いて治療すると、たいへん効果がある。
また座骨神経痛や、精巣炎・精巣上体炎などの男性の生殖器疾患にも効果大。
婦人科系の病気もこのツボで治療可能。
⑫水分(すいぶん)
東洋医学でいう「水」を分ける場所にあたる。
腹診で、むくみがあるかないかを調べるために、重要なツボ。
下痢の場合は、このツボに圧痛が出る。
おへその上へ指幅1本分ほど上がったところにある。
ここを指で押さえて上下に動かすと下腹部に鈍い痛みが走る。
腸が鳴って腹痛がする、胸が苦しい、腹が太鼓のようにかたく張る、食欲がない、腸・胃が冷える、
などの症状に効果的、冷えからくる背中や腰の痛みにもよく効く。
水分は利水をコントロールするツボとされ、胃内の停水、胃下垂症、排尿困難、
腎臓病、水様便、むくみ、夜尿症などの治療に用いる=効果大。
⑬天枢(てんすう)
人体を上下に分けた場合、東洋医学ではおへそから上の部分を天と呼び、
おへそから下の部分を地と呼ぶ。天枢はちょうどこの二つの部分の気の交差する位置にある。
気とは、東洋医学でいう生命力、生体の生きるエネルギーの意味。
「枢」とは、かなめ、たいせつなという意味。
天枢というツボは、天地の気が交差する重要なツボという意味。
天枢は、おへその両側から指幅2本分ほど外側のところにある。
消化器系の胃・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・脾臓の疾患全般に広く効果がある。
とくに吐き気や嘔吐をともなう慢性胃炎、胃弱による胸やけやゲップ、慢性の下痢に効果大。
さらに生殖器である子宮・卵巣・精巣の病気に効果的、
呼吸器や心臓・脳神経系の疾患で消化器系の働きが衰えている場合にも用いる。
腎臓・膀胱の疾患、からだがだるく疲れやすい、根気がないなど、全身症状にも効果がある。



⑭肓兪(こうゆ)
「肓」は穴、ツボのことをいいます。「兪」はそそぐという意味。
肓兪とは、邪気の注ぐツボという意味。
過労などのとき、このツボを軽く押しただけでも強い痛みを感じる、
体力の低下を診断する際に利用される。
おへその左右両側へ指幅1本分ほど離れたところにある。
ここを人差し指で押すと、ズンと下腹にひびく。
心臓病による胸の痛み、黄疸、細菌性の下痢、腸の病気による腹痛、
胃弱による胸やけ・ゲップ、十二指腸潰瘍などによく効く。
男性側の異常によって子供ができないときの治療に効果大。
また、低血圧、糖尿病、耳の痛み、からだがだるく疲れやすいとき、
便秘、目の充血の治療にも用いる。
⑮関元(かんげん)
関元というツボは、健康のもとである元気にかかわる重要なツボ。
この場所は、腎経、脾経、肝経と任脈が体内で交わるところ。
おへその下から指幅3本分ほど下がったところにある。
必ずからだの中心線上にとる。たいへん応用範囲の広いツボ。
胃腸障害をはじめ、精力減退、やせすぎ・太りすぎ、高血圧症、不眠症、冷え性、
にきび、じんま疹など皮膚症状の治療に用いる。
このツボは男女の性器の疾患にもよく効く。
尿意がひんぱんに起こる、下腹部の膨張感がひどい症状、
女性の場合には、子宮筋腫、月経痛、月経不順、子宮内膜炎、
子宮のけいれんなどの症状緩和に効果大。
さらに、腎臓病やむくみ、抜け毛、円形脱毛症、躁うつ病、夜尿症などの治療にも用いる。

⑯中極(ちゅうきょく)
中極は、からだの機能と関係のあるツボの道すじのいくつかが体内で交差する重要な場所。
からだの中心線上で、おへその下へ指幅四本分ほど下がったところにある。
生殖器や泌尿器の病気に効果がある。膀胱炎、膀胱まひ、尿道炎、
腎臓病によるのぼせやむくみ、インポテンツ、夜尿症などの治療に有効。
婦人科系の病気にもよく効き、子宮内膜炎、帯下(おりもの)、月経不順、月経停止、
月経痛、子宮筋腫、下腹の冷え・緊張感の治療によく用いる。
さらに座骨神経痛、下肢のリウマチ、頭重、腹膜炎などにも効果がある。
⑰気海(きかい)
気海は、東洋医学で心身のエネルギーをあらわす気の海をあらわし、気の変動の集中するツボ。
気の充実はすべての病気の回復を進め、気の欠乏は症状の回復を遅らせます。
気海のツボを整えることは、病気の治りぐあいを早めることになる。
おへその下にあるツボ。 からだの中心線上で、おへその指幅一本半ぐらい下のところにある。
このツボは気の集まるところなので、気の病気によく効く。
脳神経系からくる神経過敏症、心身症、ヒステリー、躁病、うつ病に効果がある。
婦人病や泌尿器疾患にも効果があり、膀胱炎、腎臓の病気、
不妊症、子宮筋腫、インポテンツ、淋病、さらに月経困難症、月経痛、
月経不順による腹の張り・ふくれによく効く。
ほかにも神経性胃炎、腸疾患などの消化器疾患の治療にも効果がある。
⑱腹結(ふくけつ)
「腹」は、はらをあらわし、「結」は、むすぶという意味があるが、
腹結は、結積(しこり・痛み・便秘など)の意味になる。
つまり腹結は、腹部の結積に効果がある。
おへその涼外側へ、指幅四本分ほど離れたところから、
さらに下へ指幅一本分少々下がったところにある。
ここを指で押すと、縦に線上のすじが感じられる。
一般に、下痢や腹痛の症状軽減のほか、便秘、わき腹の痛み、
下腹部の神経痛、黄疸などによく効く。
とくに、みぞおちが痛んで下痢をする、腹の中にしこりができる、
おへそを中心にしてしぼるような痛みがあるときに効果大。



⑲大巨(たいこ)
「大」は、たいせつの意味で、「巨」も同じ意味がある。
つまり、下腹の重要なツボであることをあらわしたツボ名。
おへその両側から指幅二本分外側のところに天枢というツボがある。
そこから下に指幅一本分ほど下がったところが大巨。
のぼせ、冷え、低血圧、糖尿病、慢性腸炎による腹の張り・ふくれ、腹が鳴る、
過敏性腸症候群、慢性の下痢や便秘、不眠症、半身不随、慢性の腹膜炎、月経困難症などに効果がある。
とくに腎炎や腎臓結核、腎盂炎などの腎臓の病気、子宮内膜症、こしけ(おりもの)、不妊症、月経不順
などの婦人科系の病気、膀胱炎など、下腹部の疾患に非常に効果がある。
大巨は男女どちらの不妊治療にも効果大。
さらにリウマチや座骨神経痛など下肢の病気にも欠かせないツボ。
昔から左側の大巨は、悪い血がたまって婦人病の原因になるという
「於血」のあるなしを調べたり、取り除くために用いる。
そのため、のぼせの症状や腰の痛み、下腹部の張り、足の冷えなど
「於血」が原因となっている症状に、とくに効果がある。
⑳大赫(だいかく)
「大」はたいせつという意味、「赫」は、赤という字が二つ並び、
火の赤い形から転じて、輝くという意味がある。
したがって男性の大切な陰茎が、真っ赤になって大きくなるツボという意味になる。
おへそから指幅四本分ほど下のところで、からだの中心線から両側にわずかにそれたところにある。
男性のインポテンツや早漏、女性の不感症に効果大。
インポテンツや早漏、不感症などには、精神的な原因による場合もあるが、
大赫に加え、腰の腎兪、腹部の肓兪、関元、足の三陰交といっしょに治療するとさらに効果大。
これらのツボはマッサージ、指圧、お灸のいずれもよく効く。

21)曲骨(きょくこつ)
「曲」は、まがる、「骨」は、ほね。
したがって曲骨とは、曲がった骨、すなわち恥骨弓をあらわす。
別名、回骨、屈骨、屈骨端、尿胞。
恥骨の中心の上の方で、おへそより指幅五本分ほど下がったところにある。
下腹の張り、尿閉、産後のおりもの、こしけ、月経不順、冷えによって起こる臓器の機能低下、
失精(腎虚)などの症状緩和に効果がある。
尿道炎、膀胱炎、膀胱まひ、前立腺肥大、夜尿症、慢性胃炎、内臓の虚弱などに効果大。
一般におへその下から恥骨の上にかけてあるツボは、すべて生殖器の病気に効果がある。
とりわけ婦人科系の病気によく効く。
なかでも、下腹部の骨ぎわにあるツボは、とくに婦人科系の疾患にすぐれた効果がある。
22)水道(すいどう)
文字どおり、水が通じる道という意味。
水に関する泌尿器、生殖器、腹水や大便などの病気に効果がある。
おへその左右両側へ、指幅二本分ほど離れたところに天枢というツボがあるが、
水道は天枢の指幅四本分ほど下のところにある。
下腹部のさまざまな病気、たとえば、便が出にくく下腹部が張るといった腸の疾患、
尿が出にくく排尿時に痛みを感じたり、尿量・排尿回数に異常があらわれる
尿道炎、膀胱炎、前立腺肥大などによく効く。
糖尿病や腎臓病の症状をやわらげ、むくみをとる。
そのほか婦人科系の疾患にも効果的で、子宮のいろいろな病気や、
月経・更年期障害などにともなう腰痛、腹痛、下腹部の張り、
肩から背中・腰にかけてのこりなどの症状をやわらげる。
23)陰交(いんこう)
陰交は、三つの陰脈が体内で交わりあうツボ。
陰脈とはからだの機能に関係のあるツボの道すじのうち、陰陽の陰に分類されるもの。
別名、丹田、横戸、少関とも呼ばれている。
からだの中心線上にあり、おへそから指幅一本分ほど下がったところにある。
下腹が冷えて痛む場合や、産後の女性のおりものが止まらない、
子宮不正出血、ヘルニアなどに効果がある。
また腎臓病、腹膜炎、慢性の下痢、月経不順、座骨神経痛などに効果がある。



24)気衝(きしょう)
「気」は気血の気、「衝」は脈拍の触れるところ、皮膚の上からさわって脈を感じるツボ。
つまり気血の拍動を感じられるところで、衝脈の起こるところという意味。
鼠径部で、鼠径溝のほぼ中央、大腿動脈の拍動を感じるところに衝門というツボがある。
気衝は、この衝門と性器(男性の場合は陰茎の根部)とのちょうど中間にある。
一般に気衝は、男女の生殖器の病気によく効く。
子宮内膜症、卵巣炎、卵管炎、精巣上体炎、月経不順、月経痛の治療によく用いて効果大。
また、冷え性、尿道炎、膀胱炎、腎盂炎などの泌尿器疾患、
腹膜炎、腹水、レイノー病、鼠径部の神経痛などにも効果がある。
さらに、腹が張る、腹部に熱があって痛みがある、
陰嚢が腫れる、陰嚢が冷えて痛むなどの症状にも効果的。
難産のときにも、気衝ツボを治療に用いると効果大。
25)腎兪(じんゆ)
東洋医学でいう腎の臓へ邪気(病気の原因)が注ぐところ。
東洋医学では、腎の臓の機能が活発であると、体力、体調が活発になり
すべての内臓が調整され、全身が強健になると考えられている。
わき腹のいちばん下にある肋骨の先端と同じ高さにある背骨が第二腰椎、
この第二腰椎の両側、指幅二本分ほど離れたところが腎兪。
腎兪の応用範囲は、たいへん広範囲にわたって効果的、
生殖器疾患、泌尿器疾患、呼吸器疾患、循環器疾患、神経系疾患、
婦人科系の疾患、代謝異常などさまざまな症状に効果がある。
めまい、立ちくらみ、高血圧症、糖尿病、やせすぎ・太りすぎ、不眠症、
目の疲れ、耳の痛み、中耳炎、五十肩、座骨神経痛やぎっくり腰などの腰の痛み、
しみ、そばかす、腹が鳴る・ふくれる・張るといった過敏性腸症候群など、
たくさんの病気・症状に使用され効果的。
とくに泌尿器系の腎臓病や膀胱炎、尿道炎、婦人科系の月経困難症、
月経痛、月経不順、不妊症、足の冷えにすぐれた効果を発揮する。
そのほかに痔、、脱肛、直腸脱、インポテンツ、子どもの虚弱体質や夜尿症にも効果的。
具体的な症状がなくても、たとえば軽い疲労のときなどにも、このツボをマッサージすると、
全身に生命力や気力がみなぎり、からだの調子がたいへんよくなる。

26)志室(ししつ)
「志」は、こころざし、腎に対する精気のことをいう。
「室」は部屋・家のこと。 昔から「腎には志が宿る」とされており、
生まれつきの体力の強弱がこのツボでわかる。
腎に病気があると、疲れやすく精気が弱まり、からだに元気がなくなる。
この状態を腎虚という。志室ツボは、この腎虚状態を改善する。
左右の肋骨のいちばん下の端を結んだ線と、背骨とが交差するところが第二腰椎。
志室はこの第二腰椎から、左右に指幅四本ほど外側にある。
腎兪からは指幅二本分くらい外側になる。
全身の疲労感や、だるさによく効く。
背中から腰にかけての強い痛み、腹の中が非常にかたく緊張している。
排尿がうまくできないといった症状にも効果的。
また、睾丸の腫れ、陰部のできもの、陰部の痛み、食べ物の不消化、
食べたものをよく吐く、急性の胃腸炎、座骨神経痛などにもよく効く。
さらに、腎臓病、インポテンツにも効果的。
27)命門(めいもん)
文字どおり、このツボは命の門という意味。
人間の生命力の中心であることからこのツボ名がついたとされています。
別名を腎間の気、先天の元気がこのツボから出入りして、健康が保たれているといわれている。
第二腰椎の中心にある。左右の腎兪のちょうど中間。
腰痛、精力減退から起こる耳鳴り、頭痛、結核性の熱、婦人科系の病気や月経異常、こしけ、おりものに効果がある。
頭が割れるように痛い、からだが熱っぽい、子どもの疳の虫やひきつけなどの症状にも効果的。
さらに子宮出血、腸出血、痔出血、鼻血などの出血を止める=血止めのお灸がよく効く。
このツボは先天の元気が宿るところとされており、人間が生まれつき備えている体調や体力を丈夫にする働きがある。
そのため、虚弱体質や精力減退、腰痛に用いて効果がある。
この命門ツボとあわせて、先天の元気の座である腎兪、後天の元気の座である三焦兪、
元気のツボといわれている関元を使用すると、スタミナづくりにたいへん効果がある。
病気などで体力を消耗してしまったときには、これらのツボを刺激して体力の回復をはかるとよい。
28)大腸兪(だいちょうゆ)
東洋医学でいう大腸の腑に邪気(病気の原因となるもの)が注ぐところ。
大腸の腑に出るさまざまな症状は、大腸兪と天枢をいっしょに用いると効果的。
天枢も腹部の病気全般に大変よく効くが、大腸兪と相助け合ってこそ、最大の効果を発揮する。
第四腰椎から外側へ指幅二本分ほど離れたところにある。
腰の左右にある大きな腸骨の最上部を結んだヤコビー線を目安にして、
第四腰椎を探して、このツボを見つけるとよい。
背中のこわばり、腰から足にかけての痛み、ぎっくり腰、腹の張り・ふくれ、腹がゴロゴロ鳴る、
おへそのまわりが切られるように痛む、慢性の下痢・便秘、慢性の腸炎、
下腹部がしぼるように痛い、便や尿が思うように出ないなどの症状に効果的。
胃腸の調子が悪い場合、大腸に原因があるときは、腹が鳴る、下腹部が痛む、
下痢や便秘、背のこわばり、腰痛などの症状が出るが、このような症状のときに大腸兪を用いると効果的。



29)小腸兪(しょうちょうゆ)
東洋医学でいう小腸の腑に邪気(病気の原因となるもの)が注ぐところ。
関元と併用して治療すると、消化器、泌尿器の病気に効果大。
東洋医学でいう小腸の腑は、胃の腑・脾の臓につながり、
腹を十六まわりする間に、水とかすを分ける役目があるとされている。
おへそを中心とした腹痛の場合、小腸に病気の原因があって起こると下痢になり、
大腸に病気の原因があって起こるとしぶり腹になる。
小腸兪、膀胱兪、中膂兪、上僚、次僚、中僚、下僚はすべて殿部にあり、
男女の生殖器の病気に深い関係がある。仙骨(殿部の平らな骨)上にあるツボ。
仙骨には左右それぞれに四つのくぼみ(後仙骨孔)があいているが、
そのいちばん上のくぼみの外側へ指幅一本分ほど離れたところに小腸兪がある。
膝をかかえ、背中をまるめさせて腰から下をさわると、仙骨の様子がよくわかる。
尿の色がおかしい、尿の量が少ない、下腹部のうずくような痛み、足の腫れ、息切れ、
食欲不振、便に膿や血が混じる、痔が痛い、女性のおりものなどの症状に効果的。
また、おへそを中心にした腹痛で、下痢が激しいときはもちろん、便秘をしている場合にもよく効く。
下痢や便秘、婦人科系の病気など、下腹部の病気からくる腰の痛みには、
小腸兪ツボのあたりを温湿布した後に、マッサージや指圧などの治療をおこなうと効果大。
30)関元兪(かんげんゆ)
腰にあるツボ。第五腰椎から左右両側へ指幅二本分ほど離れたところにある。
大腸兪の下のあたりで、殿部の平らな骨(仙骨)の上の方にある。
腰の症状に効果があるツボ。腰の痛みやだるさ、しびれなどをやわらげるので、
ぎっくり腰などの治療によく用いて効果大。
そのほか、急性および慢性の下痢、冷え性や月経痛などといった婦人科系の疾患にも効果的。

31)上僚(じょうりょう)
臀部の平らな骨である仙骨には、左右それぞれ四つずつくぼみがある。
そのくぼみに「りょう」という字のつくツボが並んでいる。上僚は、そのうち最も上にある。
仙骨の上の出っぱりから左右に斜め下へ、指幅一本分ほど下がったところにある。
指で押すと、骨のくぼみがわかる。仙骨のくぼみは上から、
第一後仙骨孔部、第二後仙骨孔部、第三後仙骨孔部、第四後仙骨孔部という。
上僚は第一後仙骨孔部のくぼみにある。
第二から第四までの後仙骨孔部にはそれぞれ次僚、中僚、下僚というツボが並んでいる。
これら上・次・中・下の「僚」の字がつくツボは、左右に二つずつあって、
合計八つとなることから「八僚穴」と呼ばれている。
腰痛、下腹部の張り、子どもの夜尿症や尿失禁、けいれん、てんかん、ぎっくり腰などに効果がある。
さらに、便や尿の出がよくない、胃がムカムカして腹から突き上げるような感じがする、
膝が冷えて痛む、鼻血が出るといった症状にも効く。
体力向上のために用いても効果的で、とくに「血の道症」と呼ばれる
婦人科系の病気から起こる症状に対してはきわめて効果的。
婦人科系の疾患から起こる症状は主に下腹部の張り・痛み、足のむくみ、おりものが多い、
頭が重い、便秘などであるが、上寥はこれらの治療に欠かせない必須ツボで、効果大。
子宮内膜症、子宮後屈からくる白帯下(おりもの)の激しいもの、
月経痛、月経不順、月経困難症などに効果がある。
32)次僚(じりょう)
上僚の次にあるツボ=次僚
腰にある「りょう」の字のつくツボの中で最も重要な働きをするツボ。
仙骨(臀部の中央の平らな骨)にあるくぼみ、後仙骨孔のうち、
上から二番目の第二後仙骨孔部にあるツボ。
腰の両側にある出っぱった大きな骨を腸骨というが、
この腸骨の上端に沿って、腰の内側を下の方にいくと、腸骨棘の隆起に触れる。
この隆起の内側の下方に次僚ツボがある。
便や尿の出が悪い、便通異常がある。腰の痛みのため思うように動けない、
ぎっくり腰、血尿が出て排尿時に痛みをともなう、足の冷え、腹が鳴って下痢をする、
帯下(おりもの)があるといった症状に効果的。
上僚とともに骨盤内の臓器の病気や泌尿器の疾患に有効ツボ。
とりわけ女性の月経時の不調によって起こるイライラ、足の冷え、下腹部のひきつるような痛みは、
骨盤内の臓器の機能異常からくるので、次僚を刺激して月経を順調にするとよい。
次僚に加え膀胱兪、胞肓、腹部の中極といったツボを併用して、
マッサージ、指圧、お灸で治療すると効果大。
33)中僚(ちゅうりょう)
上僚、次僚に続き、下僚との間にある=中僚ツボ
仙骨(臀部の中央の平らな骨)にある四つのくぼみ、後仙骨孔のうち、
上から三番目の第三後仙骨孔部にある。
次僚から指幅半本~一本ほど下にある。
性器の病気、腎臓の病気、膀胱の病気、座骨神経痛、婦人病などによく効く。
上僚や下僚の効果とだいたい同様の効果が期待できるが、
痔や膀胱炎などはこの中僚のほうが効く。
上・中・下の左右合わせて六つの「僚」のつくツボは、特に「下の六ツ灸」と呼ばれ、お灸が特に効果的。
性器の機能を活発にする働きがある=この六ツ灸はインポテンツ、不感症の治療にすぐれた効果を示す。
また、中僚は湿疹、皮膚炎の治療にも使われるが、その場合は、左右の上僚、次僚、中僚、下僚という
「八寥穴」に加えて、腹部の巨闕、中完、期門、肓兪、天枢、大巨、関元、肩の肩井、
背中の肺兪、腰の三焦兪の中から反応のあるツボを選んで治療すると効果大。



34)下僚(げりょう)
「八寥穴」のいちばん下=下僚
仙骨(臀部の中央の平らな骨)にあるくぼみ、
後仙骨孔のうち、いちばん下の第四後仙骨孔部にある。。
生殖器、泌尿器、直腸、肛門、足、腰の疾患に効果的。
腹痛、右下腹部のしこり、しぼるような激痛、ひどい腰痛、血便、腹が張って便秘する、
腰から下がまひする、インポテンツ、不妊症などによく効く。
また、このツボには消化器系の機能を高め、体力をつける効果がある
=結核性の病気、たとえば肺結核などの治療にも応用される。
さらに下僚は皮膚病にも効果がある。
湿疹、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、皮膚掻痒症、
主婦湿疹とも呼ばれている進行性指掌角皮症などによく効く。
35)陽関(ようかん):腰部
「陽」は太陽=陽気の陽、「関」は関門の意味。
陽関は、このツボの場所から下に、健康を意味するする陽気を伝える関門となる。
うつぶせに寝て、腰骨のいちばん高いところを左右に結んだ線をヤコビー線という。
陽関はヤコビー線と脊椎(腰椎)の中心線が交わるあたりに近い第四腰椎棘突起の下のくぼみにある。
腰に出るさまざまな症状によく効くツボ。
腰や腹にできたしこりのため腰が痛む、腰の曲げ伸ばしをすることができない、
からだのしびれのため思うように動けない、といった症状に効果的。
腰痛をはじめ、座骨神経痛、リウマチ、関節炎、膝の痛み、下肢の麻痺、
椎間板ヘルニア、半身不随などの治療に用いられ効果的。
さらに腰や下腹部の冷感、遺尿症、頻尿、膀胱炎、前立腺炎、
月経不順、インポテンツの治療にも応用され効果的。

36)膀胱兪(ぼうこうゆ)
東洋医学でいう膀胱の腑に邪気(病気の原因)が入るところ。
おへそから指幅四本分ほど下にある中極と相乗効果のあるツボ。
殿部の中央にあるやや平らな骨(仙骨)と腸骨のわきにあるツボで、
仙骨には四つのくぼみ(後仙骨孔)があるが、そのうち上から二番目のくぼみ、
第二後仙骨孔部のあたりから、指幅一本分ほど外側へ離れたところが膀胱兪ツボ。
かぜでせきや寝汗が出る、腰や背中が痛い、女性の下腹部のしこり、こむら返り、むくみ、
腎臓病、糖尿病、膀胱炎、尿道炎、前立腺肥大症などに効果的。
膀胱兪ツボは膀胱の腑に邪気が注ぐところ=とくに膀胱の病気の治療によく効く。
その中でも、子どもの夜尿症、おもらしなどに、たいへん効果的で、昔から治療に使用されてきた歴史的ツボ。
また、女性の場合は膀胱炎になりやすく、下半身の冷えが原因で発病することが多いが、
膀胱兪を治療すると冷えが治り、病気もよくなる。
下腹から腰、仙骨部にかけて位置するツボは、温める治療法が特に効果的(お灸がよく効く)。
体のこの部分は構造上、血液のめぐりがよくなく、うっ血が起こりやすい、
したがって、この部位を温めると血液の循環がよくなり、
冷えがとれ、冷えが原因で起こっている夜尿症や膀胱炎、排尿時の痛みが治る。
37)胞肓(ほうこう)
「胞」は子袋=子宮のこと、「肓」は穴すなわちツボのこと。
胞肓=子宮疾患に、たいへんよく効く特効ツボである。
第二後仙骨孔部の外側へ指幅三本分ほどのところにある。
膀胱兪から、さらに指幅二本分近く外側にある。
ここを指で押さえて左右に動かすと、お尻全体に痛みが感じられる。
性器の病気、とくに子宮など婦人科系の病気に効果的。
婦人科系の病気の主な症状は、頭重、肩こり、腰のだるさ、下腹の張り、足の冷えなどがあるが、
このような症状があるときに、胞肓を治療すると楽になる=効果大。
昔から腰から下をお湯の中に浸し、下半身を温める腰湯という治療法がある。
胞肓などの婦人科疾患に効くツボが、腰から仙骨部にかけてあるので、
この部分をまとめて一度に温める腰湯はすぐれた治療法といえる=歴史的ツボ。
マッサージや指圧をする際も、治療前に温湿布などで温めてから行なうのが効果的(お灸後マッサージする=効果大)
そのほか、前立腺肥大症や尿道炎、膀胱炎、尿路結石などで起こる排尿時の痛みと排尿困難にもよく効く。
また、急性の腹痛や消化不良、腰から背中にかけての痛みにも効果的。
腸がゴロゴロいうのをしずめる効果もある。



38)中膂兪(ちゅうりょゆ)
「膂」は、からだの中の一部突出したところ、「中」は、からだの中心。
「中膂」は、からだの中心の突出したところ。
すなわち、男性の生殖器である陰茎を意味していることがわかる。
また、「兪」は、邪気(東洋医学でいう病気の原因となるもの)の注ぐツボであることを意味している。
つまり、男性の尿道、陰茎に邪気が注ぐところ=中膂兪=中膂内兪。
第三後仙骨孔の外側へ指の幅二本分近く離れたところにある。
男性の尿道や陰茎に症状がある場合、前立腺炎や尿道炎、前立腺肥大症などの治療に用いられ、
尿道の痛み、尿が出にくい、尿もれ、残尿感などの症状に効果的。
また、インポテンツの治療では、大赫とともに効果的なツボ。
腰の痛み、足がひきつって痛い、下腹部が痛い、といった症状にも効果的。
また、腎虚、糖尿病、疝痛、腹の張り、膀胱炎、
腸の出血、直腸カタル、座骨神経痛などにも応用される。
39)会陽(えよう)
身体の機能に関係するツボの道すじのうち、
陰陽の陽に分類されるものが体内で交わりあうツボ。
尾骨の左右両側へわずかに離れたところにある。
便に血が混じる、慢性の痔、からだの冷え、下痢、陰部の病気に効果的。
とくに会陽は痔の特効ツボとして歴史的にも重要ツボ。
尾骨のちょうど先端にある長強ツボと併用した治療で効果大。
会陽ツボ、長強ツボを併用治療すると、肛門周囲の血行が良くなり、痔の痛みがやわらぐ。
会陽ツボ、長強ツボの治療は、歴史的にも、お灸と殿部のマッサージを併用するのが効果的。
注意=痔の治療で、お灸が特効するのは、痔核、脱肛、切れ痔であり、
痔瘻に対しては、現代医療と併用する。症状緩和、手術後の再発防止に効果が期待できる。
40)長強(ちょうきょう)
「長」は、ながい=長生き、「強」は、つよい=丈夫、という意味。
長強ツボは、身体を丈夫にし、長生きができる=不老長寿のツボ。
長強ツボは、歴史的に痔の特効ツボである。
痔は、肛門の周辺にある静脈叢がうっ血して起こり、それが進むと静脈が破れて出血する。
長強ツボを治療すると、肛門の括約筋が締まり、血管が拡張するので血のめぐりがよくなりうっ血がなくなる。
お灸をすえて熱刺激を与えると、より効果的 = 普通、お灸は一回に三~五壮すえるとよいが、
痔で、痛みが酷い場合は、最低でも、10~15壮ぐらいすえるとよい。
頭の百会とあわせて治療するといっそう効果的。痔核、脱肛、切れ痔、いずれの治療にも有効。
そのほか、背中から腰にかけての痛みとこわばり、便秘、子どもの疳の虫、ひきつけ、精神的な症状にも効果がある。

41)陰廉(いんれん)
「陰」は、陰部・陰器の意味、「廉」は、角すみ・かたわらの意味。
陰廉は、陰部の角すみにあり、陰部の病気を治すツボ。
婦人病によく効くツボ。 特に、不妊症の治療に効果大。月経の異常にもよく効く。
月経異常の治療は、陰廉、腎兪、上僚、次僚、中僚、巨闕、太谿と併用すると効果大。
睾丸炎、閉鎖神経痛、下肢の痛み、腰の冷え、下腹の張り、インポテンツ、不感症に効果的。
42)衝門(しょうもん)
「衝」は、通り道=衝動・拍動を指す、「門」は入り口のこ意味。
衝門ツボは、動脈の拍動部にあり、体内のエネルギーの流れが
腹部に向かって進む門戸(出入り口)にあたる。
おへその下から、みぞおちにかけての急激な痛みによく効き、
子宮痙攣や、月経痛の突き上げるような痛みに効果大、
更年期、冷え性の女性が、お風呂あがりや暑気あたりのときに、
おへそからみぞおちにかけての痛みを訴える場合があるが、
これは自律神経の失調で、頭に急激に血がのぼるために起こる。
東洋医学では、この症状を上衝といい、衝門ツボは、冷えとのぼせにも効果がある。
また、衝門ツボの付近は男性の生殖器病や婦人病のひきつるような痛み・圧痛が出るところ。
そのため衝門ツボは、精巣炎、脱腸・子宮位置異常から起こる痛みにも効果が期待できる。
幼児のひきつけ、動悸がして息苦しい、腹に水がたまるといった症状の治療に応用できる。



43)箕門(きもん)
「箕」は、みのこと(穀物に混じっているゴミをふるい分けるための農具を指す)
=けがれを取り除くという意味、「門」は出入り口のこと。
箕門は、からだの中に入ってきて混じるさまざまな異物
=邪気(東洋医学でいう病気の原因)を取り除くツボ。
また「箕」は、両足をそろえて座る形のことも指している
=足にまとわりつく邪気を取り除き、きちんと両足をそろえて座れるようにするツボ。
肉離れなど、太ももの痛みの治療に用いて効果大。
また、婦人病や、精巣炎など、女性、男性の生殖器病に効果がある。
そのほか、鼠径ヘルニア、閉鎖神経痛、足の静脈瘤、痔、遺尿症などの治療に用いると、
鼠径部の腫れと痛み、尿漏れ、排尿困難などの症状をやわらげる効果がある。
44)血海(けっかい)
「血」は、血の道の意味、「海」は、うみ=水の集まるところの意味。
血海ツボは、血の海=血の道症に関する病気を治すツボ。
おへその下の所に気海というツボがあるが、あお向けに寝て、足を六十度ほどに開くと、
両足の血海ツボと気海ツボが正三角形をつくる。東洋医学では「生きるエネルギー」を気というが、
血のとどこおりを取り除くのが血海ツボ。気のとどこおりを取り除くのが気海ツボである。
血海は血のとどこおりを取り除き、血液の循環をよくするツボ。
したがって、女性特有の生理から起こるいろいろな症状にたいへん効果がある。
たとえば、月経不順、月経痛、下腹の張り、むくみ、膝の痛み、腰の痛み、肩こり、頭痛などによく効く。
これらの症状は、東洋医学では於血といい、古い血が原因となって起こる症状とされている。
於血の症状が出ると血海のツボに必ず圧痛がみられる。これは、血海ツボを治療するとすみやかにとれる。
血海ツボは、血行をよくするツボなので、更年期障害、貧血症、淋病、インポテンツ、不感症などにもよく効き、
湿疹や肌の美容にも有効であり、太ももの痛みにも効果的。

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特集:鍼灸指圧治療の実際①
鍼灸治療はこんな症状に特に効果的です!
「花粉症」


花粉症の特効ツボ
花粉症の次期、街行く人や職場の同僚などの中にマスク姿を見かけるのはそう珍しいことではありません。
風邪を引いているのかな?と思うと、花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎というケースも多いようです。
鼻水、鼻づまりなど花粉症の諸症状で悩まされているときは、ぜひツボ療法を試してみましょう。
不思議とアレルギー体質の人に共通して背中の上部の一点で強い痛みを感じますが、こ
れが首の後ろの根元、第一胸椎棘突起上の位置する「大椎」で、指先でゆっくりと時間をかけてもみほぐすのが効果的です。
鼻づまりの際には頭のてっぺん中央に位置する「百会」、目頭と鼻の根元の中間のくぼみに位置する「晴明」、
小鼻の両脇に位置する「迎香」を指圧してみてください。
また足の外くるぶしと膝のほぼ中央に位置する「飛陽」も、昔から鼻づまりに効くツボとして知られています。
「肥満」


肥満症の特効ツボ
標準体重({身長ー100}×0.9)に比べ+20%以上を肥満といい、減量を必要とします。
摂取カロリーを制限する食事療法、適度に体を動かす運動療法に加えてツボ療法で全身の機能を整えましょう。
指圧マッサージ、灸とも効果は大。ツボとしては頭のてっぺん中央に位置する「百会」、
へそから指四本分下に位置する「関元」、背中の第十一胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「脾兪」、
第十二胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「胃兪」、
腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分のところに位置する「腎兪」が効果的です。
また足の膝下外側のくぼみから指三本分下に位置する「足三里」、
内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」のツボもよいとされています。
「ストレス」


ストレス解消によいツボ療法
忙しい日々が続いてからだと心にストレスを抱え込んでいませんか?
過度のストレスは心臓病や脳卒中の引き金になりかねません。
まずイスにゆったり腰掛けて目を閉じ、大きな息を吐きながら、
親指をのぞいた四指でみずおちを5~8秒押してください。
さらにわき腹のあばら骨に沿って、指が骨の内側に入るように3~4回繰り返して押し、
続いてへそとみずおちの真ん中をグッと押すと効果てきめん。
頭のてっぺんに位置する「百会」、背中の第七胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「膈兪」、
第九胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「肝兪」、
腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」のツボも効果的です。
また足の膝下外側のくぼみから指三本分下に位置する「足三里」、
内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」も有効。
このツボ療法によって、体の緊張がほぐれ、神経の高ぶりも鎮まります。
「痩せすぎ」
「スマートでいいわね」といわれても、
実際はやせ過ぎで悩んでいて、素直に喜べない方も多いはず。
一言で痩せすぎといっても、食欲不振・病気・太れない体質など原因は様々です。
ツボ療法にはそれぞれのケースに効果があるので、一度試してみてください。


痩せすぎている人によいツボ
食欲不振の時は、背中の第十一胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「脾兪」、
第十二胸椎棘突起下から左右両側へ指二本分に位置する「胃兪」、
のど仏真下のくぼみから左右外側へ指二本分に位置する「気舎」、
向こうずねの内側の膝下に位置する「地機」のツボが効果的。
病気、たとえば糖尿でやせてきたら、首の後ろの「根元」、
第一胸椎棘突起上に位置する「大椎」を指圧します。
体質でやせ過ぎの場合、背中の第七胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「肝兪」、
腰の第二腰椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」で体力をつけ、
膝下の外側のくぼみから指四本分に位置する「足三里」で胃腸を丈夫にし、
さらに内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」で
肝臓・脾臓の機能を整えると良いでしょう。
痩せすぎている人の重要ツボ
気舎(きしゃ)、地機(ちき)、大椎(だいつい)、肝兪(かんゆ)、
三陰交(さんいんこう)、胃兪(いゆ)、足三里(あしさんり)、腎兪(じんゆ)、脾兪(ひゆ)

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特集:鍼灸指圧治療の実際②
鍼灸治療はこんな症状に特に効果的です!
「めまい、たちくらみ」


「めまい・立ちくらみの特効ツボ」
頭がクラクラする、フラフラする、周囲が回っているよぷな感じがする・・・それが、めまい・立ちくらみ。
どちらも内耳の平衡感覚をつかさどる部分の異常で、軽い症状の場合は耳の回りのツボ療法を試してみてください。
まず、耳の後ろにある「竅陰」と耳たぶの下にある「翳風」をチェック。
「竅陰」とは耳の陰という意味で、その名の通り外耳孔のすぐ後ろ、乳用突起の上方のくぼみに位置します。
「翳風」は、ちょうど乳用突起と下あごのくぼみのところ。少し強めに押すと、ズーンと周囲に響きます。
この両方のツボを左右の親指で響くようにゆっくり押してこねるように指圧すると効果大。
さらに、首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右外側に位置する「天柱」や
外くるぶしの前に位置する「丘墟」も併せて刺激するといっそう効き目があるでしょう。
「動悸、息切れ」


「動悸、息切れの特効ツボ」
動悸が激しい、息切れがする、この2つの症状は似通っていますが、同じものではありません。
息切れは肺の酸欠で起こり、動悸は心臓の働きに異常があったストレスで起こります。
息切れの特効ツボは背中の第三胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「肺愈」で呼吸器系の働きを」盛んにします。
その真下、第五胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「心愈」は循環器系の機能を高め、
鎖骨の外側のくぼみから指一本分下に位置する「中府」
と前腕の掌側で、肘から手首まで3分の1降りた、やや親指よりに位置する「孔最」は息切れの名穴です。
動悸のツボは背中にある第五胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「心愈」のほか、
手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「合谷」
と内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」を,
補助穴として押さえておけば効果があるでしょう。
不安や怒り、イライラなどが続いた際に起きるのが動悸・息切れ。
いずれにせよ、精神的な疲れが最大の“敵”なのでは?

「胸、脇の痛み」


「胸、脇の痛みの特効ツボ」
老化現象などによる脊椎やその周辺にある筋肉、靱帯の変形で神経痛は起こります。
深呼吸したり声高に笑ったりしただけで胸や脇腹に響くような急な痛みを感じたら、肋間神経痛を疑ってみる必要があるでしょう。
また、狭心症の場合は、胸の真ん中やみずおちの奥に強い痛みを感じます。
痛みは苦しく辛いものですが、ツボ療法で和らげることができます。
まずは痛みのある肋間に沿って指先が肋骨に必ず入るように手のひらと親指以外の四指で軽くマッサージします。
次に、脇腹のほぼ中心に位置する「帯脈」、乳首の外側肋骨間に沿ったところに位置する「天谿」、
背中の第四胸椎棘突起下より左右外側へ指四本分に位置する「膏肓」を対象に指圧してみましょう。
手のひらの面の中央で手首と肘の中間に位置する「げき門」も効果的です。
「視力低下」


「視力低下の特効ツボ」
目は健康の窓。心身の疲労がたまると、目にも影響が現れてくるものです。
その目を活性化させるツボをいくつか紹介しましょう。
内目尻と鼻の根元の中間のくぼみ「晴明」。「晴明」とは目をはっきりさせるという意味で、
人差し指で目頭あたりを探ると分かる上下に走る細い筋の上を、
ゆっくりと戻すといった動作を3~4回繰り返しマッサージします。
また、目尻の外側でややくぼんだ所に位置する「太陽」というツボは、
目の充血や眼痛、夜更かしのショボショボ目などに効果的です。
そのほかにも、眉毛の内端のくぼみに位置する「攅竹」、
瞳の中心の真下で小鼻の脇に位置する「風池」、手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「合谷」
というツボが昔からよく効くとされています
「耳鳴り、難聴」


「耳鳴り、難聴の特効ツボ」
ふつうに生活していて、ある朝、ちょっと耳が聞こえづらかったり、
耳鳴りがするということはありませんか?
心身の疲れや肩こりなどが原因で起こる耳の異常にはツボ療法がよく効きます。
たとえば、「聴宮」は耳の小さな突起・耳珠のすぐ前のくぼみにあるツボで、特に耳鳴りに効果的。
「角孫」は耳先のすぐ上、「翳風」は耳たぶ下。
そのほか、首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右外側に位置する「天柱」
や首の後ろの中央のくぼみと耳の後ろの骨を結んだ線の中間で左右外側に位置する「風池」、
足の甲に位置する「臨泣」なども有効なツボとして知られています。
コツとしては念入りに指圧すること。
指圧していると、耳鳴りが高くなったり低くなったりすることがありますが心配ありません。
先にあげた「天柱」や「風池」などを念入りに押していると、
同症状は治まるでしょう。

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特集:排卵検査薬
特集:妊娠検査薬 
不妊症に鍼灸が効果大
日本鍼灸マッサージ新聞
02.01.10.
明生鍼灸院(名古屋市)と竹内病院トヨタ不妊センター(愛知県豊田市)との共同研究で、
鍼灸治療が不妊症に対して大きな効果があることが明らかになつた。
不妊症に対する鍼灸治療効果をまとまった症例数に基づいた科学的データによる検証は初めて。
同研究は今年6月に茨城県つくば市で開催される全日本鍼灸学会学術大会で発表される予定。
明生鍼灸院とトヨタ不妊センターによる研究は、体外受精など高度生殖医療を3回以上受けても妊娠できない
平均年齢34.7歳の女性57人を対象としたもので、対象者たちは子宮内膜が薄いことが不妊の原因と推定されている。
この対象者たちに半年以上鍼灸治療を継続した結果、31人の子宮内膜が妊娠への一定基準とされる厚さ6㍉以上に改善した。
このうち14人が自身の冷凍保存された胚を移植することで妊娠した。
これは鍼灸治療が子宮の血流を活性化させ、内膜改善につながつた可能性があるとされている。
高度生殖医療による妊娠率は20~30%で、これを3回受けた後の妊娠率は極端に低下するとされている。
また、これらの生殖医療は経済的負担も大きく、今回の共同研究で鍼灸治療が不妊症に著しい効果があると確認されたことは、
不妊症に悩む女性たちにとつて朗報となる。

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経絡彫像
特集:鍼灸指圧治療の実際②
鍼灸治療はこんな症状に特に効果的です!
「美容」


美容によいツボ
女性が美しさを保つための基本は、なんといっても心身の健康。
相撲力士の体調の善し悪しを、肌の色艶で判断することからも分かるでしょう。
東洋医学では、肺は皮膚と関係が深い臓器といわれ、
背中の弟三胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「肺愈」は美容に効果があるツボの一つ。
「肺愈」を押すことで肺によい“気”が送り込まれます。
腰の第一腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「三焦愈」は、
左右のツボに親指を当て、そこを支点に身体を持ち上げるように圧をかけると、
全身のエネルギーバランスを整えることができます。
そのほか、胸部の中心線と左右の乳首を結んだ線が交わるところに位置する「だん中」、
みずおちとへそを結んだ線の中央に位置する「中かん」
などが効果的と言われています。
「カサカサ肌」


カサカサ肌の人によいツボ
女性にとっての肌とは、男性が想像する以上にデリケートなもの。
若さのバロメータとして、カサカサやシミはできるだけ無縁でありたいものです。
東洋医学では、皮膚は体を守るバリアだと考えられています。
カサカサ肌に代表される肌荒れの対処法の一つとして、ツボ療法を試してみるのもいいでしょう。
よく効くツボとして、上半身では首の後ろの根元、第一胸椎棘突起上に位置する「大椎」、
みずおちとへそを結んだ線の中央に位置する「中かん」が有効です。
さらに、手では手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「足三里」
などを押さえてみるのも効果的です。
肺や大腸などの不調によっても皮膚のトラブルは起こりますから、
日常生活にも十分注意しましょう。
「口内炎」


口内炎のできやすい人によいツボ
口の中にブツブツができたり、ただれて食事の際にしみたりするのが口内炎の症状。
口内炎ができてしまったら、手の甲側の親指と人差し指のくぼみに位置する
「合谷」のツボを反対の手の親指で強く刺激してみてください。
肘を曲げてできるしわの外側に位置する「曲池」も口内炎によく効くツボです。
胃腸の調子を整えるツボとして、みずおちとへそを結んだ線の中央に位置する「中かん」、
膝下の外側のくぼみから指四本分に位置する「足三里」を押すのも効果が得られます。
口内炎にはビタミン欠乏症やウィルス性のもの、
またアレルギーが関連するものなどさまざまな原因がありますから、
どの原因による症状かを見極めることも大切です。
「髪の悩み」
(30~40歳代の白髪、抜け毛)


「30~40歳代の白髪、抜け毛、髪の悩みの特効ツボ」
年齢とともに、抜け毛が多くなったり、白髪が増えたり、髪の悩みは尽きません。
また若い人でも髪の薄さを気にしている方も多いことでしょう。
ツボ療法で体調を整えることで、髪の悩みを解消しましょう。
頭のてっぺん中央に位置する「百会」、首の後ろの根元、第一胸椎棘突起上に位置する「大椎」、
首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右外側に位置する「天柱」、さらにその外側のくぼみに位置する「風池」、
背中の第三胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分のところに位置する「肺愈」、
さらに腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分のところに位置する「腎愈」のツボを試してみてください。
さらに、みずおちとへそを結んだ線の中央「中かん」、へそから指三本分下に位置する「関元」などのツボも効果があります。
頭髪が薄いという場合などは遺伝的な問題もありますが、
体調を整えることが第一と考え、おおらかな気分でツボ療法を続けましょう。
特集:鍼灸指圧治療の実際③
鍼灸治療はこんな症状に特に効果的です!
「痔の悩み」


痔の特効ツボ
人はなかなか相談しにくい時の悩みですが、
日本人の約30%は痔疾を患っているようです。
原因には疾患や便秘・肛門の筋力低下、肝臓の疾患、
冷えや飲酒・食生活など様々な要素が関係するので、
ツボを使った全体療法を行い、体質改善を行うことが肛門のうっ血や痛みの除去につながります。
切れ痔(裂肛)やイボ痔(痔核)は軽いうちなら便秘の予防や治療に努め、
正しい薬を服用すれば治るので、恥ずかしがらずに早めに受診することが大切です。
便秘だけでなく下痢も要注意。下痢でも肛門がうっ血しやすくなり、
肛門のくぼみが細菌感染を起こして「痔瘻」になる心配があります。
痔の三大特効ツボとして、頭のてっぺん中央に位置する「百会」、
尾骨下端と肛門の間にあるくぼみの「長強」、
その左右外側に指半分幅に位置する「会陽」といったツボが一般的に知られています。
特に「百会」は全身を駆け巡る百脈が会するという重要なツボで、
いわば経絡の集合点。さらに、このツボは肛門を経て背部の中心、
頭の頂上から口中に至る督脈という経絡に属し、痔とは直結した治療点なのです。
この「百会」と「長強」を中心に灸を数多くすえるのが痔の治療ポイントです。
人の全身を整える健康長寿の要にツボあり。
軽い痔ならお風呂で「長強」と「会陽」のあたりをマッサージするだけでも効果があります。

「低血圧」


低血圧の人によいツボ
朝になかなか起きれない、だるい、めまいがするなど、
血圧の低い人には病気とはいえないまでも様々なつらい症状が現れます。
こうした低血圧症に効くツボとしては、
まず腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎愈」があげられます。
さらに、内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」は、冷え症や月経不順などに効果的。
頭が重たく感じられるときには頭のてっぺん中央に位置する「百会」を、
食欲不振や便秘ならへその左右外側へ指二本分、そこからさらに下に指一本分のところに位置する「大巨」を指圧します。
手首の甲側の関節の中央に位置する「陽池」は、手の冷えに効くとともに元気をつけるツボ。
背中の第四胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分のところに位置する「厥陰兪」は体の冷えを抑えてくれます。
特に「厥陰兪」から「腎兪」の間にできたコリを取ることが、低血圧からくる症状を解消することだといえるでしょう。
「高血圧」


高血圧の人によいツボ
中年と呼ばれる年齢になると、総合検診などで医師から「血圧が高い」と診断されることも。
そんな方たちが日常よく悩まされるのが、
頭痛やめまい、肩凝り、不眠、便秘、手足の冷え、動悸、疲れやすいなどの症状です。
高血圧症によって起こるこれらの症状にはツボ療法が効果的。
まず、背中の第四胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「厥陰愈」は血液循環を良くします。
更に体調を整えるには、腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎愈」を、
胃腸機能をつよめるためにへその左右外側へ指二本分、
そこからさらに下に指一本分のところに位置する「大巨」を、
肝臓・腎臓・脾臓の働きを良くするために内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」
を指圧するといいでしょう。
また、頭痛の場合には頭のてっぺん中央に位置する「百会」
のツボを強くゆっくり刺激すると、すっきりするはずです。
「糖尿病」


糖尿病の人によいツボ
日本で糖尿病にかかっている人は、100万人とも200万人ともいわれています。
中高年の病気と思われがちですが、近頃では10代、20代の患者も増えているので要注意。
さて、 糖尿病は膵臓で作り出すインシュリンの不足から起こり、
だるさや疲れに始まって、進行するとやせたり性欲が減退したり、
さらに進むと視力の障害にいたる病気です。
だるさや無気力などには、背中の第十一胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「脾兪」、
腰の第二腰椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」、
さらに第二仙椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「膀胱兪」、
胸の第九肋軟骨付着部の下際「期門」、
へそから指六本分下に位置する「中極」、
左右外側へ指五本分よりやや上に位置する「大巨」が効果的。
頭重には頭のてっぺん中央に位置する「百会」、
やせてきたら首の後ろの根元、第一胸椎棘突起上に位置する「大椎」を指圧してみましょう。
足にも、向こうずねの内側の膝下の「地機」、
内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」、
親指の付け根内側の「大都」といったツボがあり、
簡単に指圧やマッサージが行えるのでぜひ試してみてください。
「夜泣き、かんの虫」


夜泣き・かんの虫
“夜泣き”あるいは“かんの虫”という言葉はよく聞きますが、
もともと東京は早稲田にある『穴八幡神社』は虫封じの神様に起因しているそうです。
特に“かんの虫”などという虫がいるわけではありませんが、
乳幼児の夜泣きや引きつけに対して昔の人々がそう名付けました。
しかし、神様にお参りしても効かないのなら、ツボ療法もおすすめの一手です。
ただツボをあまり強く刺激しすぎないように。
効果的なツボとしては、膝下の外側のくぼみから指四本分に位置する「足三里」、
みずおちとへそを結んだ線の中央に位置する「中かん」、
へそから指三本分下に位置する「関元」、
背中の第三胸椎棘突起下に位置する「身柱」、
第十一胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「脾兪」、
第十二胸椎棘突起下から左右両側へ指二本分に位置する「胃兪」
などが有効なツボとして知られています。
ツボ療法に効き目があるのは確かですが、
ご両親の愛情も大切。
心しなくてはなりません。。
「二日酔い」


二日酔い
ついつい調子に乗って飲み過ぎて、翌日は頭ガンガンの二日酔い。
「もう酒やめた!」と思いながらも、3日もするとまた飲んでしまう・・・
酒飲みの宿命でしょうか。二日酔いで苦しいときには、
頭のてっぺん中央に位置する「百会」、みずおち中央に位置する「巨闕」、
胸の第九肋軟骨付着部より左右外側に位置する「期門」、
へそから指三本分下に位置する「関元」、
背中の第九胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「肝兪」、
手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「合谷」
と足の内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」のツボが効果的です。
朝起きて気分が悪かったら、ふとんの中でこれらのツボを1つずつ
親指を除く四指でゆっくり押し込むように指圧しましょう。
また、酒を飲み過ぎたら、ぬるめの湯に入って、
上がる時にひざの下に水をかけても、二日酔いの予防になります。
二日酔いは肝臓の機能が弱まっている時に起こりやすいので、
週2日以上は“休肝日”を設けるようにしたいものです。

「乗り物酔い」


乗り物酔い
乗り物、特に自動車に乗った際に吐き気などをもよおすことがあります。
バスなどの場合には、「一番前の座席に座った方がいい」とも言いますが、
それは精神的・気分の問題もあるようで。
怖いのは、脳卒中や脳腫瘍、メニエール病など。
通常の場合、一番多いのは胃に原因がある可能性が強く、
その時にはツボ療法が役立ちます。
背中の弟三胸椎棘突起下に位置する「身柱」、
第十一胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「脾兪」、
第十二胸椎棘突起下から左右両側へ指二本分に位置する「胃兪」、
のど仏真下のくぼみから左右外側へ指二本分に位置する「気舎」、
向こうずねの内側で内くるぶしから指三本分からややふくらはぎよりに位置する「築賓」
なども胃腸の消化に異常がある場合に効果的なツボです。
例えば、出掛けの際にツボを押さえることで、
「今日は乗り物酔いしない」と思ったら、
多分(?)酔ったりしませんよ。ご安心あれ。
「鼻血」


「鼻血の特効ツボ」
鼻血は、鼻を強くかんだり、鼻を強く打ったりしたときに
鼻粘膜が傷ついて起きるケースがほとんどですが、
高血圧や動脈硬化、のぼせなどが原因で起こる場合もあります。
そんな際にはツボ療法を試してみてください。
頭のてっぺん中央に位置する「百会」、小鼻の両脇に位置する「迎香」、
手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「合谷」などがあります。
そのほか、首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右外側に位地する「天柱」、
首の後ろの中央のくぼみと耳の後ろの骨を結んだ線の中間で左右外側に位置する「風池」、
首の後ろの根元、第一胸椎棘突起上に位置する「大椎」、
背中の弟三胸椎棘突起下に位置する「身柱」などのツボも効果的です。
しかし、これらのツボを押さえて止まったとしても、根本的な原因がわからず、
出血が度重なる場合は専門医に診てもらうことが肝心です。
「歯痛」


本人は本当に辛いのに、他人にその痛さがなかなかわかってもらえないのが歯痛です。
虫歯や歯槽膿漏などの疾患がないのに疲労や寝不足、頭痛、神経痛などで歯が痛んだとき、
下歯なら口の端の斜め下の「大迎」、上歯なら瞳の中心の真下で小鼻の脇に位置する「四白」、
耳たぶ下の「翳風」とともに少し強めに30秒~1分間ぐらい痛む歯の方へ向かって指圧すると効果的。
一方虫歯などで急に歯が痛みだしたら、手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「合谷」
を指の先で小さく「の」の字を書くように力をこめて揉むと痛みが和らぎます。
さらに肘を曲げてできるしわの外側に位置する「曲池」、
そのしわのあたりと親指の付け根を結んだ線の中央に位置する「温溜」のツボも、
知っていると緊急の時に役立つでしょう。
しかし、歯・歯茎そのものや内臓の疾患の場合は、
できるだけ早く専門医の診断を仰ぐのが肝心です。
「ニキビ、吹き出物」


ニキビ・吹き出物
「ニキビは青春のシンボル」などとはいってもニキビは悩みの種。
また、吹き出物も、特に女性にとっては美容上からしても決して好ましいものではありません。
これらの皮膚の異常に直接・間接的に作用するツボとして
背中の第三胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「肺兪」、
第七胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「肝兪」、
腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」があります。
さらに鎖骨の外側のくぼみから指一本分下に位置する「養老」、
手のひら側の手首の親指側に位置する「太淵」などのツボも非常に効果的です。
ニキビや吹き出物のほか、じんましんや湿疹といった皮膚の疾患は、
アレルギー体質の人がかかりやすいため、同体質の改善に効果がある首の後ろの根元、
第一胸椎棘突起上に位置する「大椎」を刺激するといいでしょう。
「腕、手の痛み」


腕・手の痛み
年齢とともに腕や手に痛み、しびれを感じるようになったら年を取った証拠。
首の頸椎が老化してくると、手首が伸びない、物が握れないなどといった症状がでてくることがあります。
そんな腕や手の症状に効果的なツボは、首の後ろ、左右外側へ指二本分に位置する「肩中兪」と
鎖骨のくぼみに位置する「欠盆」、上腕の手のひら側の乳首と同じ高さに位置する「侠白」、
肘のほぼ中央の親指側に位置する「尺沢」、肘の小指側に位置する「曲沢」があります。
さらに、こぶしを握ると中指と薬指が手のひらの中間に位置する「労宮」、
手首の関節の小指よりの端に位置する「神門」、肘を曲げてできる横しわの外側に位置する「曲池」、
手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「合谷」なども効果的です。
若くても手首を激しく使う人の場合、手首の痛みやしびれが起こりますが、
これは筋肉の疲労。この際も前述のツボを指圧するといいでしょう。
「のぼせ」


のぼせの特効ツボ
精神的な興奮や、自律神経の失調などの体調の変化が原因で起こる「のぼせ」。
その他、高血圧症や更年期障害の症状として、血圧や血液循環に異常がある時にもみられます。
頭と顔がのぼせ手足が冷えているのが特徴で、東洋医学では「上熱下寒」といい、
天(頭)と地(足)のツボをそれぞれ刺激し、血の巡りを天地の境のへその位置に整えるようにします。
天部では、頭のてっぺん中央に位置する「百会」、首
の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右外側に位置する「天柱」、
さらにその外側のくぼみに位置する「風池」などが有効。
地部では、内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」、
さらに上へ指三本分からややふくらはぎよりに位置する「築賓」がよく効きます。
そのほか、へそから指四本分下に位置する「関元」、へその左右外側へ指二本分、
そこからさらに下に指一本分のところに位置する「大巨」なども
下半身の血行をよくし、のぼせを抑える効果があります。
ツボ療法と同時に「足浴」をすることも効果的。
ご家庭で試してみてはいかがでしょう。

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2018.1/9
「漢方薬や鍼灸など「伝統医療」WHOが認定へ 日本の漢方、地位向上へ」
日本の漢方は古代中国に起源があるものの、西洋医学と融合し、中国とは運用方法や処方の作り方も異なるなど独自の発展を遂げた。
鍼灸も奈良時代に漢方とともに伝えられ、「日本の医療」として進化。
特に中国はボールペンの芯ほどの太い鍼(はり)を使うが、日本は髪の毛ほどの細い鍼を使うところに特徴がある。
病気に対し狙いを絞って対処する西洋医学に対し、
東洋医学では、病気は全身の体内バランスが崩れて起こるという考えを持ち、
同じ症状でも患者の体質によって治療を変える。